レゴ®トレインの歴史
著名なレゴ®トレインビルダーであるMichael Gale氏がレゴ®トレインの歴史について詳細に取り上げてくれています。英語で書かれていますので、日本のレゴ®トレインファンの間で使用されている用語などに置き換えた上で、抄訳で取り上げます。画像も出展元から引用した上で編集し掲載しています。英語版は→https://bricknerd.com/home/making-trains-move-the-history-of-lego-trains-track-motors-and-more-2-17-23
はじめに
レゴ®トレインの最大の特長は、なんといっても「動く」ことです。トレインを動かすためにはエネルギー、特に電気エネルギーが必要です。しかし多くの子どもたちにとって最初の鉄道玩具は電池式ではなく、手で動かして遊ぶものだったでしょう。電気回路の仕組みや、モーターやスイッチなどの接続方法、操作の基本を知らなくても良かったのです。列車を線路または床やテーブルの上に置いて、手で押すだけです。(もちろん、口で効果音も出しながら)
やがて時を経ると、列車が自動で動くことがとても格好いいということに気が付きます。そして、電動で動くレゴ®トレインで遊び始めるのです。1960 年代後半にレゴ®トレインが導入されて以来、レゴ®社はトレインを動かすために、バッテリー駆動式と線路通電式の両方のシステムを開発し、線路システムとレゴ®システム自体の両方の変化に対応するように、時代を経て改良されてきました。
レゴ®トレインの時代は、「線路システム」と「電源システム」という別々の物の組み合わせによって特徴付けられます。それぞれに特有の操作特性とパフォーマンス特性があり、進化するレゴ®システム自体の影響も反映しています。新しいパーツ構成や、テクニック、マインドストームなどの隣接するテーマなどの要素はすべて、各レゴ®トレインの「時代」のパーツ構成と構造に影響を与えています。
ここでは製品の焦点を、主にトレインテーマを対象とした要素に限定しています。たとえば、トレインの動力化に使用できる汎用の 9V、テクニック、パワーファンクションモーターは多数ありますが、この記事ではトレインモーター製品にのみ焦点を当てます。トレインテーマのニーズと要件に特化して設計されたレゴ®社の独自性を見出すためです。これは、多くのテーマで汎用的に使用できるように設計されたものとは異なります。
レゴ®トレインの年代
50年以上にわたるレゴ®トレインの歴史全体を長期的に見ると、6 つの時代に区別ができます。これらの時代は、主に線路システムと電源システムの組み合わせによって特徴付けられます。非公式には、ファンの間では レゴ®トレインのそれぞれの年代を「4.5V時代(青レール)」、「12V 時代(灰レール)」、「9V 時代」などと呼ぶことがよくありますが、ここでは技術的な特徴と属性に基づき、より厳密なグループ分けを使用しています。
レゴ®トレイン テーマ全体を、線路通電式とバッテリー駆動式の 2つに分けることができます。
この区分は、線路システムや時代とは無関係です。バッテリー駆動式のトレインと線路通電式のトレインは、トレインテーマの歴史のほぼ全体にわたって共存してきました。
別の観点から見ると、トレインのテーマを、線路システムに沿って分割することができます。この場合、青/灰レール時代、9V 金属レール時代、RC プラスチックレール時代の 3 つのカテゴリがあります。
これらの区分を念頭に置くと、以下のタイムライン図に示すように、6 つの異なる時代またはテーマの概要がわかります。
レゴ®トレインの 6 つの主な時代を 、電源システムの観点から次のように分類できます。
(1) 4.5V バッテリー駆動式
(2) 12V 線路通電式
(3) 9V 線路通電式
(4) RC バッテリー駆動式(赤外線制御)
(5) Power Functions バッテリー駆動式(赤外線制御)
(6) Powered Up バッテリー駆動式(Bluetooth制御)
各時代の主な属性の概要を以下の表に示します。
この基準に基づくと、以下のように各電力システムの時代における必須要素をモーター、バッテリー システム、電力コントローラーという 3 つの要素に分類できます。
この先は各要素について詳しい解説があるのですが、大変長くなるため、勝手ながら割愛します。ここまで読んで興味を持ってくださった方はきっと根っからのレゴ®ファンでしょう。この続きは元リンクのサイトよりお読みください。モーター、バッテリー、制御方式に関する詳細な情報が書かれています。https://bricknerd.com/home/making-trains-move-the-history-of-lego-trains-track-motors-and-more-2-17-23
おわりに
トレインのテーマに関するレゴ®の製品デザインの進化には、とても興味をそそられます。レゴ社にとっては、システムの互換性、子どもへの適合性、パフォーマンス、コスト、信頼性など、多くの競合する要素のバランスを取らなければならないため、特に難しいことでしょう。もちろん我々レゴ®トレインファンは、そのことを十分理解しているつもりですが、残念ながらそれだけでは満足できない報われない人たちです。そんな冗談はさておき、トレインの組み立てや運転のためにレゴ®社からどんな「パーツ」が供給されようと、我々はそれらを最大限に活用し、この趣味から大きな喜び、誇り、そして充実感を得ているのです。
抄訳および追記による編集 byマツタケ所長 2024年12月29日